top of page
検索
  • 執筆者の写真竹ノ内 博幸

かまぼこを緊急輸送。

これは

よくご利用いただいていた

かまぼこ屋さんの話。


商店街のはずれにあるお店で

それほど大きいというわけではないですが

裏に自社工場があります。


実はこのかまぼこ屋さん

すごいんです。


東京・日本橋にある

日本を代表する百貨店の本店に

お店を出されたのです。


百貨店はどこでもそうだと思いますが

夕方になると担当の方が各店舗を回るそうで

陳列されている商品に空きがあると

厳しいチェックが入るようです。


それがある日のこと

百貨店のお店の方で商品がよく売れたため

午前中の時点で店頭が品薄状態に。


百貨店の担当さんが回ってくる夕方までには

商品を補充しなければなりません。


そこでうちに電話がかかってきました。

『日本橋まで大至急走って』と。


すぐに向かって裏の工場に入りましたところ

ビニールで加工された段ボール箱が3ケース。


中にちくわなどが入っていて

『ブォーーーー』っとものすごい湯気を

出しながら運ばれてきました。


まさに作りたて。


『ふたを閉めるとびしょびしょになる』

ということでそのままトラックの荷台へ。


工場から日本橋のお店まで約400キロ。


12時に出発してタイムリミットは夕方4時。

もう全開で走りました。

そして日本を代表する百貨店の

本店裏口に到着。


かまぼこ屋さんのお店のスタッフの方が

搬入口まで出てこられて

無事お届けすることができました。


おそらく

お届けした商品が全部売れても

運賃の方がはるかに高くつく

のではないかと思います。


ちくわといっしょにお店のプライドも運んだ

ということになりますでしょうか。

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

停電は10日続く。そう想定して災害対策を考える。

その翌年、弊社は軽貨物運送業をはじめました。 数年後仕事で淡路島を通る事があったのですが。 道路などの復旧は進んでおり 地割れなどの跡が生々しく残っていました。 ところがそこで携帯の電池が切れてしまいました。 うっかり予備の電池を充電していなかったのです。 帰り道でしたので 仕事に影響はありませんでしたが。 公衆電話は当時から激減していました。 公衆電話を探して 現在地を事務所に伝えるのは大変な

0円の部品に10万円の運賃を払う会社さまのお話。

日本最大級のネット通販(EC)モール楽天が 一定の金額を購入すると送料無料になる という方針を打ち出し話題になってますね。 消費者としては送料無料は魅力。 同じ商品が同じ値段なら 送料無料のサイトを選ぶのは当たり前。 ましてや千円の商品に1万円の運賃を払う そんな人はいないでしょう。 ですが弊社はちょっと違います。 ある日、巨大な工場の研究室から お荷物を預かりました。 縦横40センチ、高さ60セ

お客さんのニーズを吸収しネットワークを構築する。『働き方改革』の最前線。

営業回りしていると 色々な話をいただきます。 配送に関する相談は2月だけで2件。 それも最初の1週間だけで2件 いただいてます。 『働き方改革』に対応できるよう 改善が急速に進められている という感じがしました。 といいますか運送会社の社長さん 管理される方は対応しているわけですが やはりどこかに小さい穴が あいているように見えるのです。 もっとも大きい問題は 車が到着するタイミング。 問い合わせ

bottom of page